「私の性感帯を好きなだけ開発してください」

「好きなだけ開発してください」――その言葉に隠された、本当の罠

「好きなだけ開発してください」
その言葉を口にする女性の瞳は、いつも期待と、そして少しの不安、開発された自分の新しい身体にこれからの人生の一部が支配される歓びに濡れています。彼女たちは、自分の身体に眠る、まだ見ぬ快感の扉を、二度と引き返せないことがわかったうえで開けてほしいと願っている。そして僕は、その願いを叶える努力をします。

これは、ある女性に「開発してあげるね」すると約束した日の、記録です。しかし、本当の罠は、まったく別の場所に仕掛けられていました。

第一章:クリトリスという、絶対的な女王

多くの女性にとって、クリトリスは快感の絶対的な女王です。だからこそ、最初の「開発」は、この女王を徹底的に甘やかし、同時にその無力さを思い知らせることから始まります。

まずは、指先で優しく、その周辺をなぞるだけ。焦らすように、決して中心には触れません。彼女がもどかしさに身体をくねらせはじめても、なかなか次の段階には進みません。彼女が考える数倍の時間が過ぎたら、やっと次の段階です。目隠しをし、両腕をベッドに軽く拘束する。視覚と自由を奪われた彼女の意識は、やわらかい充血を感じるただ一点、クリトリスに集中しています。

そこに、僕は電マの振動を、その振動のほんの周辺だけを、わずかな時間ツン、ツン、と当てるだけ。でも、全身が跳ね上がるほどの刺激になります。「かわいそう。クリトリスに全身が支配されてるね」と言いつつ、そのわずかなツンツンが集積した挙げ句の、寸止めを繰り返す。

敏感さに身体中のすべてを支配される無力感を、たっぷりと味わせてあげます。

そして、目隠しを外します。涙で潤んだ彼女の瞳を見ながら、雑談でもするかのように穏やかに話しかけながら、再び、指で触れるか触れないかの焦らしを続けます。

そして、「欲しいなら自分で足を開くんだよ」と言い、実際に足を開いたら「本当に欲しいんだ」と言いつつ、顔を近づけて「すごく充血してるね」と教えてあげ、今度は舌で、執拗に、そして深く、彼女のクリトリスを突いたり、舐めたり、周辺を舐めたり、息を吹きかけたりしてあげるのです。

おそらく最低30分はかかるであろうこの段階でいかせてしまうなんてことはまずありません。

第二章:キスという名の「許可」

ここからが、本当の調教の始まりです。僕は、彼女の身体から完全に離れ、ただ彼女のクリトリスに、ローターを固定します。

そして、真っ直ぐに彼女の目を見つめながら、こう告げます。

「僕とキスしている間だけは、イってもいいよ」

僕は、ただリモコンのスイッチを、無機質にオン、オフと繰り返すだけ。決して頂点には辿り着けない範囲でしかスイッチオンにしません。仮に、イキそうになっても、目を見てるのですぐにその瞬間はわかるし、僕はスイッチを切ります。

唯一、イくことを「許可」される条件。わずか10秒間程度の、僕とキスしてる間だけ。

彼女は、ビクビクして声が漏れるのを我慢しながら、「キスしてください」と、僕におねだりしなくてはならないのです。ただそう言っても許されません。本当に、本気で、必死で、目を血走らせて、大きな超えて、本気でお願いするまで、キスは絶対に与えられません。

クリトリスでの絶頂は膣でイクのとちがってオキシトシンがほとんど出ません。安心感のない救いのない絶頂です。そこに、キスというオキシトシンが一番出る瞬間を組み合わせます。

単なる膣イキと比べても、キスと同時に迎える絶頂は、より深く、甘美、安心感にあふれ、愛に包まれます。

本気で叫ぶようにお願いして、やっと得られたキスイキのオキシトシンという脳内麻薬の効果は大きく、彼女の心身は「キス」そのものをスイッチとした多幸感を得るようになります。

この反復によって、彼女の脳内で、快感の回路が静かに書き換えられていきます。「クリトリスへの刺激」と「僕とのキス」が、分かち難く結びついていくのです。最終的には、キスだけで、彼女は感じる身体へと変わっていきます。大抵は、キスイキするようになります。

公園の木陰でも、駅の改札の前でも、カフェに座っているときでも、短いキスでは膣がじゅわっと締まって濡れ、10−15秒のキスではイク身体に開発されるのです。

第三章:静寂の奥で、君がひとりで溺れる

最後の仕上げです。僕は、これまで禁止していたキス以外の「おねだり」を、一つだけ許します。「何して欲しい?」と。

もし挿入を望むなら、僕は、その願いを聞き入れ、ゆっくりと、一番奥まで挿入します。そして、

そのまま、20分間、一切動きません(ごめんね)。

ただ、深く繋がったまま、欲しがれば優しいキスを繰り返すだけ。このときのキスをおねだりはもう言葉ではなく、「僕の目を見ながら、舌を出して、口ではぁはぁ息をする」だけです。それがどんなにみだらで恥ずかしい表情かは鏡で知らせておきます。

このとき、彼女の身体は、快感の絶頂を求めているはずですが、与えられるのは、奥の確かな存在感と、キスによる安心感の刺激だけ(このとき、腰を振ったら挿入は終わりです)。そうすると、やがて、僕が全く動かなくても、彼女自身の意思とは関係なく、膣が勝手に締め付け、収縮し、ひとりでイってしまうのです。

こうして、恥ずかしい「イキマンコ」が調教されます。

本当の「開発」

最後に、僕は彼女にこう告げます。
「クリトリス、すっかり開発されちゃったね。もう、以前の君には戻れないからね」と。

彼女は、自分のクリトリスが敏感になったのだとも思うでしょう。でも少し疑問も残ると思います。僕が本当に開発したのは、クリトリスではありません。

僕が本当に開発したのは、僕とのキスだけで感じるようになった君の「脳」であり、そして、動かされない静寂の中で快感を貪るようになった、君の「奥」です。

ちなみに、こうして開発された膣やキスは、羞恥責めを含めた脳への濃厚な刺激がないと機能しません。

ここに書いてあることをどんなに形だけ真似したとしても、瞳を見られながら、おもちゃのように焦らされ、寸止めされ、奥で動かされないまま20分や30分、ときには1時間も動いてもらえない中で、あなたがキスを貪るような、静かで苛烈な責め、羞恥心の呼吸を支配するかのような脳(心)への刺激なしには、同じことは起こらないのです。

あなたのその空想を、現実にしませんか?

読んで楽しむ側から、見られて感じる側へ。
恥ずかしがる必要はありません。
次はあなたの番です。

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